一人でも入れる労働組合ユニオン千葉
組合員とメンタルヘルス
一緒に生きよう、一緒に闘おう!
組合員の「ユニオン千葉に加入した理由」は残業代請求、解雇問題の次にメンタルヘルス関連(うつ病他)が多いですね。
残業代請求が3割、解雇問題が3割、メンタルヘルス関連が2割、その他が2割の割合です。メンタルヘルス関連の発生にはリストラ、解雇予告、退職勧奨、退職強要、不当解雇、過重労働、サービス残業、職場のいじめ、パワーハラスメント、降格減給、出向、転籍などの問題があります。
解雇によって離職するより、自己都合(退職勧奨を含む)で退職するケースが多いのはメンタルヘルス関連加入者の特徴です。会社は解雇せずにいじめ・パワハラ・執拗な退職勧奨をくり返し退職に追い込むのです。
そこには解雇による各種補助金打ち切りの問題、解雇予告手当や割増退職金を払いたくない、各種トラブルの回避など会社側だけの都合があります。
会社に対する怒りの気持ちは労働問題では大なり小なりあるのですが、メンタルヘルス関連は特にその思いが強いようです。
そして会社という組織全体に対するものより、自分にパワハラ・いじめなどを繰り返して退職に追い込んだ直属上司を含む少数の社員に対しての怒りが強いのです。
弁護士さんに相談したが納得のゆく回答がもらえなかった。
その問題は労働組合に相談したらどうですかと言われた。
こんな組合員が複数いるのもメンタルヘルス関連の特徴です。
たしかに職場のいじめ・パワハラがどの程度から不法行為になるのか判断しにくいのも事実です。
団体交渉の結果、会社側が本人の状況に理解を示し「解決」にいたるケースが多いのは本当にありがたい事です。
ただ、あくまで会社に非はない、悪いのは本人だと言い張る会社も存在します。
ユニオン千葉として、メンタルヘルスの問題に関しては、組合員に対しては「慎重に対応」し、解決に応じない会社に対しては「徹底的に闘う」事を心がけています。メンタルヘルスの組合員は繊細で傷ついており、自分をうつ病に追い込んだ会社に対して絶対許せないという気持ちを持っているからです。
うつ病の治療は心療内科医、神経科医、または精神科医の仕事です。ユニオン千葉はうつ病の治療はできません。
ただ、傷ついた組合員のために闘い、自分のために一生懸命やってくれる仲間がいるんだ、ひとりじゃないんだという事を実感させる事はできます。
悪質な会社に対して組合員が一丸となって闘う。
その中でメンタルヘルス組合員が少しでも体調を回復させることができるかもしれない。うまく解決することによって病気が治るかもしれない。
そんな期待を込めて闘います。
一緒に生きよう、一緒に闘おう! これがユニオン千葉のモットーです。