一人でも入れる労働組合ユニオン千葉
トラック運転手労働問題の増加
2020年10月現在ユニオン千葉相談案件の多くがトラック運転手労働問題です。4~5年程前から多くなっておりましたがここ迄増えるとは想像しませんでした。
残業代未払い、不当解雇、解雇予告手当未払い、過重労働、パワハラなどの労働問題が数多くあります。
有給休暇を取らせない、事故発生に際して全て運転手の責任とするなど問題が満載です。
運送会社の大手と4次下請け、5次下請けなどの賃金その他、待遇格差は異常と思える程です。元請けから1次下請け、2次下請けと行くに従い運賃が下がって行く、それが格差を生む原因と考えられます。4次、5次など下請けの経営者も安い運賃でも利益を出し必死に会社を守ろうとしている姿勢が感じられます。
企業(会社)にとって多くの利益を出し、企業を永久に守る事は最大の正義であり目的です。ただ企業の目的を労働者の犠牲の上で行う事は正義とは言えません。行き過ぎると「悪徳企業又はブラック企業」となるのです。
労働基準法を軽視するか無視している運送会社、逆に「自動車運転手の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)」等の盲点を利用しトラック運転手を酷使するブラック企業。
これ等が多くの労働問題を発生しトラック運転手を泣かせているのです。
法の網の目をくぐるような就業規則、賃金規定を作成し最低賃金で運転手を酷使し平然と運用している「確信犯的トラック運転手使い捨て企業」もあります。
特に基本給を最低賃金に設定し各種手当を残業代として支給すると明記している企業は要注意です。
ユニオン千葉はトラック運転手に特定した「ドライバーズユニオン」を目指しているわけではありません。
千葉県内(企業が千葉県内か組合員が千葉県在住)の全ての業種の労働問題の解決を目指し、実行しております。
ただ他業種に比較、多くのトラック運転手の労働問題が増加すると共にユニオン千葉の運転手労働問題解決件数も大幅に増加しております。今後共ユニオン千葉を信用し加入していただいた組合員の期待に応えるよう次の事を実行します。
「労働者に過重労働を強制し、残業代も支払わず、疲れきった労働者を使い捨てにする、確信犯的ブラック企業とは徹底的に闘う」これが労働組合ユニオン千葉の正義であり使命です。